YouTube広告

YouTube広告の種類とそれぞれの特徴まとめ!なぜ多くのビジネスに使われる?

担当:戸村

目次

YouTube広告とは

YouTube広告の配信場所と種類

 1動画の再生前後、再生中に表示
   ①スキップ可能なインストリーム広告
   ②スキップ不可のインストリーム広告
   ③バンパー広告

 2検索結果、関連動画一覧に表示
   ④インフィード広告

 3ホームフィードのトップで自動再生
   ⑤マストヘッド広告

 4動画にかぶせてポップアップ表示
   ⑥オーバーレイ広告(※PCのみ)

 5Google動画パートナーサイト・アプリで表示
   ⑦アウトストリーム広告(スマートフォン・タブレットのみ)

 <番外編>YouTubeショートの動画内

よく使われる業界

まとめ

YouTube広告とは

YouTube広告には、配信される場所が大きく分けて5つあります。

  1. 動画の再生前後、再生中
  2. 検索結果、関連動画一覧
  3. ホームフィードのトップ
  4. 動画再生中のポップアップ
  5. Google動画パートナーサイト・アプリ

まず1つ目が一般的にYouTube広告と言って想像されるのが、動画の再生前後再生中に流れるタイプ。こちらのタイプは動画秒数やスキップの可否によって3種類に分かれており、「スキップ可能なインストリーム広告」「スキップ不可のインストリーム広告」「バンパー広告」があります。

その他の配信場所タイプは、検索結果の一覧の中にサムネイルが表示される「インフィード広告」、ホームフィードで最上部で自動再生される「マストヘッド広告」、再生中の動画上に出てくる「オーバーレイ広告」(※PCのみ)、Google動画パートナーサイトアプリで配信される「アウトストリーム広告」となります。

これら7種類の広告プラットフォームがYouTube広告として出稿可能で、広告の目的によって様々使い分けられています。

YouTube広告の種類

5つの配信場所を軸に、全7種類の広告タイプを説明していきます。

1動画の再生前後、再生中に表示
   ①スキップ可能なインストリーム広告
   ②スキップ不可のインストリーム広告
   ③バンパー広告
2検索結果、関連動画一覧に表示
   ④インフィード広告
3ホームフィードのトップで自動再生
   ⑤マストヘッド広告
4動画にかぶせてポップアップ表示
   ⑥オーバーレイ広告(※PCのみ)
5Google動画パートナーサイト・アプリで表示
   ⑦アウトストリーム広告(スマートフォン・タブレットのみ)
番外編 YouTubeショート

1<動画の再生前後、再生中に表示>

①スキップ可能なインストリーム広告


動画の再生前後や再生中に表示されるもので、再生開始から5秒経過するとスキップが可能になります。
広告のリンク先はLP等のURLのほか、YouTube上の動画に指定することもでき、チャンネルの宣伝などにも利用が可能です。

②スキップ不可のインストリーム広告

動画の長さは最大15秒までで設定できます。スキップ不可のインストリーム広告は、ユーザーにきちんと最後まで届けたい情報を詰め込む事ができ、視認性やユーザー認知が必然的に高くなります。
スキップ可能なインストリーム広告と同じように、動画へのリンクを挿入することも可能です。

③バンパー広告

動画の長さは最大6秒までで設定でき、こちらもスキップはできません。
短くて覚えやすいメッセージ等を詰め込む場合や、認知度目的の広告への利用が多く見られます。

2<検索結果、関連動画一覧に表示>

④インフィード広告


検索結果の動画一覧の中や、関連動画のエリア、YouTubeモバイルのホームなど、各フィード面に掲載される広告です。
形式はサムネイル+テキストで構成されており、ユーザーがサムネイルをクリックするまで動画は再生されません。
こちらはクリック課金制で、クリックされると動画がフルサイズで再生されます。再生場所をチャンネルホームページに指定する事も可能です。

3<ホームフィードのトップで自動再生>

⑤マストヘッド広告

ホームフィードの最上部に掲載され、動画が音声なしで自動再生され、ミュートアイコンをクリックすると音声付きで再生されます。
動画の長さの制限は出稿するデバイスによって変わり、PCでは最大30秒、モバイルでは制限なしとなります。
形式は基本動画+テキストですが、PCだと情報パネルが表示されるなどデバイスによって異なりますので注意しましょう。
※マストヘッド広告は期間を指定しての完全予約型の広告枠で、Google担当者を通しての予約となります。

4<動画にかぶせてポップアップ表示>

⑥オーバーレイ広告(※PCのみ)

PCデバイスにのみ表示され、静止画での出稿が可能です。表示されてからすぐに広告を非表示にすることが可能なので、ユーザーストレスが低い広告枠になります。
形式はバナー画像かテキストのみで、画像の場合は「468×60」「728×90」が規定サイズとなります。

5<Google動画パートナーサイト・アプリで表示>

⑦アウトストリーム広告(スマートフォン・タブレットのみ)

Googleディスプレイネットワーク(GDN)の枠に対して、YouTubeにアップロードした動画を利用して広告配信をすることができます。形式は動画+テキストの組み合わせで、配信デバイスはスマートフォン・タブレットに限られます。

番外編<YouTubeショート>
YouTubeのコンテンツとしても主流になりつつあるYouTubeショートに広告が出稿できるようになりました。動画のサイズは縦長・横長どちらも対応しているようですが、最大60秒までとなります。
2022年8月現在ではYouTubeショートに限定して広告を出すという事はできず、通常の動画キャンペーンと同様に入稿した際に、プレースメントの一つとして配信されるようです。

よく使われる業界

YouTube広告と聞いて一番に思い浮かべるのは、店舗型美容サービスやネット通販など「ちょっとしつこいしウザい」とよく言われがちなものではないでしょうか。それ以外にもtoCサービス、個人顧客相手の業界ではYouTube広告がよく使われています。

なぜYouTube広告が多用されるのでしょうか。

その理由はYouTube広告では一般的な消費者の購買までのマーケティングフェーズの[認知]→[関心]→[検討]→[購入]のポイントを抑えた運用フォーマットが用意されており、特に[認知]において圧倒的な強さを誇っているからと言えるでしょう。「〇〇の広告ってちょっとしつこいしウザいな」と思ってしまった時点で、第一段階「ユーザー認知」には成功しているわけですね。

そして最初「ウザい」と思っていても何回か見てると少し興味が湧いてきてしまう。ここにもユーザー心理における「ザイアンスの法則(単純接触効果)」と言って、「何度も触れることで警戒心が薄れ、関心や好意を持ちやすくなる」という心理的効果があります。

マーケティング手法や運用方針次第で、ユーザーにウザいと思わせないような広告も沢山あります。YouTube広告の使い方・運用の仕方は様々です。
どんなビジネスにも言えることですが、受け取り手になるユーザー心理を想像しながら、クリエイティブ制作や出稿方法を考えていけるといいですね。

まとめ

本記事では、YouTube広告を紹介させていただきました。
最近では特にYouTubeショートが登場したり、それに伴って新しい広告枠や出稿形態が更新されたりと、今後も広告プラットフォームとしてのYouTubeへ期待が高まります。

また、テレビCMやサイネージ広告と違い、ほとんどのメニューが運用型なので、代理店に頼らずインハウスや個人でも比較的管理がしやすく、小額から試していけるのもYouTube広告の良いところだと言えると思います。ただし、動画の内容などコンテンツクリエイティブの要素に大きく左右されるのも、SNS広告の大きな特徴でもあります。

テンセンスでは、広告運用での集客を前提とした「コンバージョンさせるためのクリエイティブ」制作から運用まで一貫してサポートを行っております。
もし「これから始めてみようかな」と考えている方がいらっしゃれば、ぜひお気軽にご相談ください。

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